2011/08/28

スカートの下の劇場

1989年に書かれた本。どんな内容の本かというと「パンティ」の話。下着のあのパンティ。 

あとがきより
私はパンティにこだわった。パンティにこだわる女にこだわった。女のパンティにこだわる男にこだわった。
ふんどし、トランクス、ブリーフ、コテカ、と男性の下着(?)も出てくるものの、パンティ、ズロース、タンポン、T字体、など女性の下着(や生理用品)を中心に話が進む。

下着の歴史、近代史、最近(89年当時)の傾向が、文化や近代家族観の変遷を通して語られる。 残念ながら卑猥な本ではない(下着を着けた、あるいは着けていない女性の写真も多いのでそうとも言い切れないかも)んだけど、平気で「マラ兄弟」とか「オ●ンコ・シスターズ」とかいう言葉が出てくる(笑)後半は下着と性器の関係や女性の自己身体意識について小難しい話が並ぶ。 

これが意外と面白かったのでついブログを書いた。紹介や感想が苦手だし、あまり書くとアレなのでこの辺で。 

作者曰く、もしシリアスなタイトルをつけるとすると「下着の歴史を通してみた女性の自己身体意識の構成について」だそう。

スカートの下の劇場 (河出文庫)

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